デスクワークの健康問題と労働生産性低下

デスクワークの健康問題と労働生産性低下

 

 デスクワーク(座り過ぎ)が与える健康問題とリスクに関して、昨今多くの調査結果並びに健康被害報告が集まっています。特にデスクワークが与える不調感が仕事に与える悪影響は大きく、国内労働人口減少と(社内)従業員の高齢化に伴う社会問題に対して、企業は継続的経営に必要不可欠な従業員の健康増進、集中力と活力向上に、オフィスワークにおける健康推進対策に注目が集まっています。

 

※本ページ作成に当たり:コクヨ株式会社【日本のオフィスワーカー6,178 名に「デスクワークの実態と健康意識」に関する調査を実施 】【日本のオフィスワーカー1,000 名に「デスクワークの実態と健康意識」に関する調査を実施】を参考:引用しております。

 

執筆者

ウェルネスドア合同会社 代表:狩野 学

 

 

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【注目すべき点】

  1. 約8割のオフィスワーカーが姿勢の悪さを自覚
  2. 約9割のオフィスワーカーが勤務中の不調を自覚
  3. 勤務中の不調を自覚している人の約9割が、生産性の低下を感じている

1日当たりの平均デスクワーク時間

  合計人数

3h未満

3h~4h未満 4h~6h未満 6h~8h未満 8h以上
全体

6,178

9% 11% 25% 38% 18%
男性 4,219 10% 13% 25% 35% 18%
女性  1,959 6% 8% 24% 24% 17% 

不調の原因はどの様な事だと思うか?

  合計人数 労働時間の長さ 同じ姿勢での長時間作業 パソコンの長時間使用 スマホ・タブレットの長時間使用 衛生的な環境 対人的環境 運動不足 睡眠不足 姿勢が悪い 加齢 不規則な生活 持病・疾患 その他 わからない
全体 5,326 25% 60% 49% 11% 6% 13% 41% 33% 47% 30% 11% 3% 2% 3%
男性 3,487 27% 55% 49% 10% 5% 13% 38% 33% 44% 31% 12% 3% 2% 3%
女性 1,839 22% 70% 49% 12% 9% 15% 48% 34% 53% 28% 11% 3% 2%  2% 

オフィスワーカーの約 8 割は「仕事中に座っているときの姿勢が悪い」と自覚

オフィスワーカーの約 8 割は「仕事中に座っているときの姿勢が悪い」と自覚。

デスクワークが与える不調感が仕事に影響しているか?

デスクワークが与える不調が仕事に影響してるか?


勤務中に不調感を感じますか?

オフィスワーク(デスクワーク)中に不調を感じますか?感じる86%・感じない14%

勤務中に感じる不調感とは?

勤務中の不調感の種類

勤務中に感じる不調感として多いのが

  1. 肩こり
  2. 首コリ
  3. 眼精疲労
  4. 腰痛
  5. 眠気

が上位を占め、次いで「疲労感・だるさ」「背中の張り」「頭痛」「冷え」「むくみ」と続きます。



デスクワークが与える仕事への悪影響

デスクワークが与える仕事への悪影響

デスクワークが与える仕事への悪影響

  1. 集中力の低下
  2. 作業効率の低下
  3. 意欲の低下
  4. 集中力が途切れやすい
  5. イライラし易い・落ち着きがなくなる

が上位を占め、次いで「理解力の低下」「発想力の低下」「アウトプットの質の低下」が続きます。これは仕事の労働生産性の低下を招く最大の要因です。



【注目すべき点】

  1. オフィスワーカーの約9割が「勤務時間中」に健康や体調管理を意識していない
  2. 勤務中に運動を行っていない理由は、「仕事に集中したいから」「つい忘れてしまう」が上位
  3. オフィスワーカーの約9割が、「健康や体調管理のために勤務時間中を活用したい」と回答

健康や体調管理を意識している時間帯

日常的に健康や体調管理を意識している時間帯やシーンは?

勤務時間中に健康や体調管理の為に行っている事は?

勤務時間中に健康や体調管理の為に行っている事


勤務時間中に健康対策を行わない理由は?

勤務時間中に健康対策を行わない理由は?

健康や体調管理の為に勤務時間中を活用したいか?

健康や体調管理の為に勤務時間を活用したい

座位時間と健康リスク|死亡リスクの関係

  • 座位時間と2型糖尿病との間には有害な関連がある
  • 職業上、活発な作業に関わる人は、デスクワーカーに比べて全ての健康リスクや、心血管疾患リスクが低い
  • 長時間座っている事の悪影響は、代謝と血管の健康の低下によるものと考えられている
  • 長時間の座っていると、代謝機能が低下し、「中性脂肪レベルの上昇」「善玉コレステロールレベルの低下」「インスリン感受性の低下」:血糖値を下げる為のホルモンであるインスリンが体に効きづらくなる

詳しくは↓「テレワークの健康課題」参照

テレワークと健康課題

通勤を無くしたデスクワーカーは不健康へまっしぐら⁈

  • 1日の平均歩数が少ない程死亡率は上昇傾向にある
  • 1万歩以降は死亡率に有意差は確認できない
  • 「4,000歩」対「8,000歩」では心血管疾患死亡率が約5割の差がある
  • 「4,000歩」対「8,000歩」ではガン死亡率で約3割の差がある

詳しくは↓「1日何歩が良い?歩行と健康の相関関係」参照

1日の平均歩行数と健康

2020年以降(コロナ禍)運動不足/食生活の変化による肥満率が上昇している

 

 2020年以降、当社へのご相談事項に関して以下の特徴的な傾向があります。

  1. 健康診断結果から「体脂肪率」が増加した従業員が増えている。
  2. テレワークの推奨による「運動不足」を心配する従業員からの相談が増えている。
  3. 社内アンケートを実施すると「運動」「食生活」「睡眠・休養」に関するセミナーや研修のニーズが高い。

健康運動指導士監修-オフィス健康体操&エクササイズ


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