「最近、健康診断の結果が気になり始めた…」
「結局、何をどれくらい食べれば健康にいいの?」
日々の健康を支える「食事」について、関心をお持ちの皆様、こんにちは!
ウェルネスドア合同会社です。
5年に一度、私たちの健康づくりの指針となる「日本人の食事摂取基準」が改定されるのをご存知ですか? 2025年度から新しく適用される「2025年版」では、現代人の健康課題に合わせていくつかの重要な変更が加えられました。
この記事では、管理栄養士や健康経営の専門家が、最新の「食事摂取基準」の変更ポイントと、明日から実践できる食事のコツを分かりやすく解説します。
【そもそも】日本人の食事摂取基準とは?
厚生労働省が、国民の健康の保持・増進、生活習慣病の予防のために、エネルギーや各栄養素の摂取量の目安を科学的根拠に基づいて示したものです。給食や食品開発など、様々な場面で活用される「健康の羅針盤」と言えます。
Q. 「日本人の食事摂取基準(2025年版)」の最も重要な変更点は何ですか? A. 最も大きな変更点は「食物繊維」の目標量が大幅に引き上げられたことです。これに加え、「ビタミンD」の目安量アップや、「高齢者のたんぱく質」摂取の重要性がより強調されるなど、現代人の健康課題に合わせた見直しが行われました。
今回の改定では、特に私たちの食生活に直結する重要な変更がありました。ポイントを絞って見ていきましょう。
Q. 新しい基準は難しそうですが、簡単に実践できるコツはありますか? A. はい、完璧を目指さず「いつもの食事に一品プラス」から始めるのがコツです。例えば、食物繊維なら「納豆1パック追加」、ビタミンDなら「味噌汁にきのこを追加」、たんぱく質なら「朝食にヨーグルトを追加」するなど、手軽にできることから試してみましょう。
Q. 基準が厳しくなったようで、全部守れる自信がありません…
A. ご安心ください。食事摂取基準はあくまで「目標」であり、毎日完璧に達成する必要はありません。まずは今回の変更点で挙げた「食物繊維」「ビタミンD」「たんぱく質」のうち、ご自身に一番足りていなそうなものを一つ選び、意識して食事に取り入れることから始めてみましょう。「昨日は野菜が少なかったから、今日はお惣菜でひじき煮を足そう」といった形で、1週間単位でバランスを整えるのが長続きのコツです。
Q. サプリメントで補っても良いのでしょうか?
A. 基本は食事から摂ることが理想です。食品にはビタミンやミネラルだけでなく、食物繊維やポリフェノールなど、複合的な栄養素が含まれているからです。しかし、食事が不規則になりがちな時や、特定の栄養素が不足しがちな場合の補助として、サプリメントを上手に活用するのは有効な手段です。利用する際は、過剰摂取にならないよう、製品に記載された目安量を必ず守りましょう。
「自分の食生活の課題を、具体的に知りたい」
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【免責事項】
本記事は、一般的な情報提供を目的としています。個人の健康状態や病状に応じた食事については、かかりつけの医師や管理栄養士にご相談ください。
【公式情報】
・厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」